NY株式市場ウォッチ by ちわひ

アメリカ在住の「ちわひ」による、読めばニューヨーク株式市場の相場感覚が身につくブログです。

市況振り返り 2021/04/27 (-0.02%)

$4,186.720 -0.90 (-0.02%)

振り返り

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テクニカル分析MACD)によるトレンドサイン

上昇トレンドから下降トレンドに切り替わったサインが出ている

ただしまだ下降トレンドの領域に踏み込んでいない。

ちわひコメント

今日も値動きがほぼなかったので、テクニカル的にも下降トレンド領域へ踏み込まず、切り替わりのサインでとどまっている。

市場の株高への警戒感が浮き彫りになった。大きく下がることはないもののしばらくは上値が重く、株価は大きな変化がないと予想。

参考

野村證券のこのページを参考にしています。

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advance.quote.nomura.co.jp

市況振り返り 2021/04/26 (+0.18%)

$4,187.620 +7.45 (+0.18%)

振り返り

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テクニカル分析MACD)によるトレンドサイン

上昇トレンドから下降トレンドに切り替わったサインが出ている

ただしまだ下降トレンドの領域に踏み込んでいない。

ちわひコメント

今日も値動きがほぼなかったので、テクニカル的にも下降トレンド領域へ踏み込まず、切り替わりのサインでとどまっている。

全体的には景気回復への期待があるように言われているが、やはり材料がないと上値は重い。

市場の株高への警戒感が浮き彫りになった。大きく下がることはないもののしばらくは上値が重く、株価は大きな変化がないと予想。

参考

野村證券のこのページを参考にしています。

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advance.quote.nomura.co.jp

SMBC信託銀行 ウィークリーレポート 2021/04/26

サマリー

今週から来週にかけて、主要なハイテク企業決算や経済指標の発表が相次ぐうえ、連邦公開市場委員会FOMC、4月27、28日)やバイデン米大統領の議会演説(同28日)も予定されている。これらを受けて相場の振幅が大きくなる可能性があろうが、堅調な企業業績や景気回復期待、金融緩和の長期化などを背景とした基調的な株高が崩れることはないだろう。

ちわひ今週の予想

SMBCは「基調的な株高が崩れることはない」と強気の予想。

ちわひもそう希望はしているが、先週の動きを見て、高値警戒感が高まっていると感じている。

振幅は大きくなるという予想に異論はないが、結果として株価が上がりきらない気がしている。

今週4/26-4/30は振れ幅はあるものの週次としてはそれほど上がらないと予想。

参考

SMBC信託銀行のこのレポートを参考にしています。

毎週月曜日に更新され、その週の見通しを見ることができます。

(固定URLで内容が最新のPDFファイルに更新され、古い内容は消えていきます)

https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/pdf/weekly.pdf

PDFファイルのリンク元はこちらです。

www.smbctb.co.jp

東洋証券 見通し 2021/04/23

ポイント

  1. 4/26-4/30の米国株式市場はポジション調整や増税懸念の売りが出る可能もあるが、底堅い展開を想定。
  2. 米国はワクチンの普及が進んでいることや低所得者への所得移転は長期的には経済押上げ要因と考えられることから、景気は拡大方向と考えられ持ち直しが期待される。
  3. 4/26にテスラ、4/27にアルファベット、マイクロソフト、4/28にアップル、フェイスブック、4/29にアマゾン等の主力処の決算が発表予定。4月以降これらの株式は持ち直す動きが見られている。
  4. 4/27-28にFOMC。緩和は継続か。

ちわひ来週の予想

市場の強気はまだまだ続くか。

最近は経済指標やニュースの影響よりも、市場の波の影響を強く感じる。

例えばポジティブなニュースしかなかったとしても連日続伸したあとだったために利益確定をする勢いの方が強く、上げきれなかったり下げたりする様子が見られた。

市場全体に薄っすらとびびり(弱気)のようなものを感じる。

ハイテク銘柄の決算は調子が良さそうだし、それほどネガティブなものは見当たらないが、上値は重い気がする。

来週4/19-4/23は週次では変化が少ないと予想。

参考

毎週金曜日の夕方に次週の見通しが更新されます。

www.toyo-sec.co.jp

固定資産の安心と金融資産の不安

固定資産の安心

持ち家は固定資産です。

自分の家があると仮にお金がなくなっても、お金自体の価値(信用)がなくなっても、住むところまでは奪われない、そんな気がして安心を感じます。

自分が働いて得た富を目に見える形で確認できるという満足感があります。

この家、この土地は俺のものだ!自分の好きなように使えるんだ!誰にも文句は言われないぞ!という所有の喜びがあります。

これら安心感や満足感は、不動産が目に見え、物理的に利用できるからこそ強く感じます。

また、固定資産の評価額(金銭的価値)は変わっても(多くの場合低下)実感できないですし、物理的には相変わらずそこに存在し、利用し続けることができるという点に心理的価値を感じます。

物理的な存在を感じることができ、数字的(概念的)な価値を感じにくいのが特徴であると言えます。

金融資産の不安

株を始めとする金融資産には、ある種の不安がつきまといます。

評価額が常に数字となって明確に現れますし、それが日々変化するからです。

含み損がある状態が長く続けばストレスに感じる人も多いでしょう。

そんなふわふわと価値がきっちりと定まらないものは、大恐慌が起きたりしていつか価値がなくなるんじゃないか、そういう不安を感じます。

金融資産は数字的(概念的)な価値は明確になるものの、物理的な存在を感じることができないのが特徴と言えます。

また、保有してても物理的なメリットは発生しません。(株主優待などはありますが)

株の例外的な特徴

金融資産は価値が明確に日々上下します。

そしてその中でも株は大局的には価値が上昇を続ける構造になっています。

お金は使ってなんぼですが、その使うお金を増やすことも重要で、株を保有しているとその資産価値が上昇し、結果としてお金を増やすことになります。

現金の安心

現金も安心感があります。

これも本来は概念的なものですが、お札や硬貨という目に見える形で確認できる上、まったくのリードタイムなしで物理的な資産や商品を即購入できるので、安心します。

見慣れている、使い慣れているという点でも信頼感があります。

ただ、本来は概念なので厳密には価値は日々変動しています。(物価、為替)

お金は使ってなんぼ:QOLを上げる

本来お金そのものは概念的なもので、物理的に価値を生みません。

ですからQOL(Quality Of Life、生活の質)を上げるためにはお金を使って何かモノやサービスを得ないと始まりません。

確かに「お金は使ってなんぼ」、使ってこそ価値が生まれます。

しかしこのQOLは非常に個人的な価値観に基づくものなので、これが価値観が違う人たちの間の論争を終わりなきものにしています。

持ち家購入も株式投資も富の変換

持ち家の購入も株式投資も、持っている現金を別の資産の形に変換していると考えることができます。

ただ、そうして購入した資産を売却してまた現金に戻せるかどうかは重要な場合があります。

株などの金融資産は保有しているからと言ってQOLが上がらないので、現金化(売却)したときに価値が減っているととても損した気になります。

その一方で現金化が非常に容易で、無茶なことをしなければまた現金は手元に戻って来るという利点があります。

不動産の場合は保有している間は自らが利用したり、家賃収入を得たりと利があるので現金化(売却)したときに少々目減りしていても納得できます。

しかし、不動産は現金化が難しいことが多く、買うときは覚悟や綿密な調査が重要です。

また、多くの場合手持ちの現金や流動資産が減り、さらにローンという借金を負うので返済する義務が生じ、経済活動に制限がかかります。

物理的な価値を高く評価する傾向

やはり人間も物理的な存在ですから、目の前にある物理的な価値をより高く評価しがちで、概念的な価値を低く評価しがちです。

そのことを自覚し、物理的な価値の評価を少し下げ、概念的な価値の評価を少し上げるというバランス調整をすると、よりよい資産運用ができるかもしれません。

極端な状態はおすすめしない

結局、どのような形で保持していても資産は資産であり、それをどう捉えるかは各人の価値観次第なので、人それぞれ自分で判断して決めるのが最も幸せになれる方法です。

しかし、あまりにバランスを欠いた資産運用は一時的にQOLを著しく下げる(生活苦に陥るなど)ので、見直したほうがよいでしょう。

  • 毎月住宅ローンの返済で四苦八苦している。
    (資産の中で固定資産が占める割合が高く、ローンの返済義務がある)
  • 金融投資の資金を集めるために重労働や極端な節約を続けている。
  • 毎月の収入をすべて使い切ってしまう。

いつの間にかこういう状態に陥ってしまいなかなか抜け出せない人は、頭をひねって改善し続けることを諦めないようにしましょう。

ちなみに

私は自著でも述べていますが、現在は不動産を一切保有していません。

これも個人的な価値観による結論です。

その理由や経緯は本書をご確認いただければと思います。