東洋証券 見通し 2021/03/05
ポイント
- 金利上昇を警戒する展開が継続すると予想。
- 米10年債利回りは徐々に落ち着き処を探ることになるだろう。
- 3/10に米10年国債の入札が予定。入札までに1.5%近辺まで米10年債利回りが上昇していなければ、不調に終わる可能性があるため、注意が必要。
- 再度押し目買いにも期待できる。
- 追加経済対策は3/6(土)までに採決の予定だが、3/8-12の週に採決がもつれ込んでいた場合は、3/14の失業手当の増額給付の期限を控え右往左往する可能性もありそうだ。
米10年国債の入札
政府が売り手、金融機関が買い手の国債のオークション。
政府は入札価格の高い金融機関に販売する。
利回りが十分に上昇していなければ、魅力に乏しく売れ残ってしまう可能性が出てくる。
政府はそれを避けるために金利(利回り)引き上げをする。
現在は利回り(金利)の上昇が株価の重しになっているので、利回り変動に影響しうるイベントとして要注意。
ちわひ来週の予想
来週3/8-3/12は引き続き10年債利回りの上昇が重しとなり、低調となる。
3/8-3/10は値動き激しめ、3/11-3/12は比較的穏やかになると予想。
参考
毎週金曜日の夕方に次週の見通しが更新されます。