SMBC信託銀行 マンスリーレポート 2021/04
サマリー
見通しは先月と同じやや強気。
弱気ー◆ー中立ー◆ー強気
3月振り返り
- 3月の米国株は米長期金利に振らされ高安まちまち。NYダウとS&P500は過去最高値を更新した一方で、ナスダック総合は下落した。
- 上旬は一時株価が下げ幅を広げる場面もあったが、総額1.9兆ドル規模の追加経済対策法案が成立すると持ち直しに転じた。
- 中旬以降は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で改めて金融緩和姿勢維持が示されたものの、米長期金利が昨年1月以来の高水準をつけるなど強弱材料が交錯し、株価はもみ合った。
4月予想
- 上旬は米国株が米長期金利の動向に振らされる。
- 中旬から1-3月期の米企業決算発表が始まる。
- 1株当たり利益(EPS)見通しの改善傾向が確認されれば、株価は底堅さを保つ見込み。
- ただし、米国内の新型コロナウイルスワクチンの普及スピードや地政学リスクの行方次第では、株価下落圧力につながる可能性あり。
ちわひ今月の予想
3月と同様、米金利(10年最利回り)が株価に影響するが、反応感度は鈍くなってきている。
今回の決算発表は、2月の谷を含んでいるので期待値はそれほど高くないものの、予想以上に伸びが認められれば株価を上げると予想。
現時点でテクニカル分析では上昇トレンドにいることもあり、金利上昇による下振れリスクは限定的で、上振れリスクの可能性の方が高いと予想。
参考
SMBC信託銀行のこのレポートを参考にしています。
月初に更新され、その月の見通しを見ることができます。
(固定URLで内容が最新のPDFファイルに更新され、古い内容は消えていきます)
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/pdf/global_research_monthly.pdf
PDFファイルのリンク元はこちらです。