労働 v.s. 投資
労働 v.s. 投資
お金を増やす方法に、自分が働いてお金を稼ぐ方法と、お金を投じて利益を得る方法があります。
労働は働いた分だけお金が発生するのですから安定感がある点は気楽に感じるかもしれません。
対して投資は自分の身銭を切って伸るか反るかの勝負をするのですから、精神をすり減らしそうな気がします。
労働の大変さ
私は現在もバリバリのサラリーマンで、労働対価を得て生活しています。
先程労働は「働いた分だけお金が発生する」と書きましたが、労働の本質は違います。
こんなお気楽なものではありません。
非常に厳しいものです。
お金を稼ぐということはとても大変なことです。
何が人に求められているのかを理解し、その求められているモノやサービスを提供しないと、世間はお金を提供してくれません。
また、それを相手に認知させ理解させ、お金を払ってでもほしいと思ってもらうための活動(マーケティング活動)も同じぐらい大事です。
サラリーマンは会社の歯車となることで対価を得ていますが、そもそも会社という法人はこのような厳しいビジネスの世界で利益を出していかないと生き延びることができません。
サラリーマンは歯車として、組織全体のために自分という個を殺す必要がある場面が多くあります。
人間は自由を奪われることが大きなストレスです。
自分で自分の人生を思い通りにコントロールできない局面。
実はこれは組織人であるサラリーマンだけではなく、フリーランスだろうが、経営者だろうが、政治家だろうが、芸能人だろうが、ほぼどんな労働者にも似たようなストレスはついて回ります。
そのようなストレスから開放されているのは、次のような人です。
- お金を失ったり降格したり首になったり人に嫌われたりといった恐れに制限されずに行動できる人(立場を確立した人、信念を持って恐れない人)。
- そういうストレスがまったくない環境で働いている幸運な人。
対価は公平ではない
世の中は不公平です。
同じ仕事をしても報酬が違います。
世の中には完全に同じ仕事というのはなかなか存在しませんが、同じ職種でも会社、業界、国が違えば報酬が違うというのは普通ですね。
また、自分の上司が自分でもできるようなレベルの仕事をしているのに多い給料をもらっていると感じるということもあるかもしれません。
そうなると、人は自分をより高く売るために転職したり、組織の中で人脈(派閥)を築き社内で出世しようとします。
これは大変です。
これらはいつも運や人間関係が関わってくるので、苦手な人は気苦労が絶えません。
人間関係がうまくできないことで、不当な扱いを受けたりすることもあるでしょう。
こんなことに自分の人生の時間を割いていると考えると辛いものがあります。
運良く労働の喜びの純度を高めることができた人は本当に幸せだと思います。
投資は自己責任
投資は自分のお金を失うリスクがあるものの、基本全ては自己責任です。
そこには面倒な人間関係も何もありませんし、自分を殺す必要はありません。
ルールは守らなければいけませんが、全ては自分の思う通りにコントロールできます。
また、時間を切り売りして働くこともしません。
投資に「絶対」はありませんが、利回り4〜10%程度の投資なら失敗することも少なく、気楽なもんです。
労働も投資も
私のように投資だけで食べていけない人は、労働対価を得つつ、その剰余金を投資に回し資産を増やしていくと、いつしか投資だけで食べていけるだけの資産が築けるでしょう。
私のように働くことのストレスを感じているあなた。
投資だけで食べていけるようになるまでは我慢です。
働くのは確かに辛いですが、労働を卒業することに焦ってはいけません。
変にレバレッジをかけたり、無茶をしてはいけません。
それよりもまずはできるだけ労働の喜びの純度を高め、ストレスを軽減する努力も必要です。
税金
労働で得た所得に課税されます。
投資で得た利益には固定税率20.315%(所得税+住民税)が課せられます。
給与所得は、段階的に税率が上がっていく累進課税です。
所得が4000万円以上で税率は最高になり50%を超えてきます。
投資益が大きくなっていけば税金の面でも有利になっていきます。
下に紹介するデジタル書籍では、そういう賢者になるための方法を解説しています。
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